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体操競技

アイタードについて

今回は、

  • AiTard[アイタード]について
  • 自分自身の経験も踏まえて
  • 実際に着用した感想

について書いていきたいと思います♪

AiTard[アイタード]について

AiTard[アイタード]とは

アイタードとは、二大会連続オリンピック代表である杉原愛子さんが、想いを込めて手が
ける、体操女子ユニフォームです。
ハイレグタイプの一択である現状を変えようと、スパッツとの一体型であるレオタードを開発されました。

「盗撮防止対策」や「生理時の安心感」など、競技面・心理面で安心して競技に集中できる環境を提供したいという想いが込められているそうです。

AiTard<アイタード>は、
杉原愛子プロデュースにより“体操ユニフォームのあたらしい選択肢”として誕生した、日本初の「スパッツ型レオタード」特化ブランドです。

・ショート丈スパッツをレオタードの上に重ねてはく「いつもの練習着」と似た着心地で、ときに気になる「下着が見える」心配を解消。

・練習着としてだけでなく、公式大会でも着用可能。

あたらしい選択肢「アイタード」は、あなたらしい競技生活を応援します。

         引用:株式会社TRyASホームページより

オリンピックで着用されたユニタード

アイタードがショート丈であるのに対し、ユニタードは足首まで生地が覆うロングタイプです。私が高校生の頃(1990年代後半)、新体操部の団体ユニフォームがユニタードでした。

調べてみると、国際体操連盟より1997年にユニタードは認められ、主に新体操のみで使われていましたが、

2021年開催の東京オリンピックで、ドイツの女子体操チームが着用して話題となっていました。女性アスリートが性的な目的で撮影される被害の深刻化などが背景にあったようです。

2024年のパリオリンピック体操競技でも、引き続きユニタードを着用した女子選手がみられました。

防犯という部分での自由

自身の経験より

私が学生の頃は、レオタードの一択でしたので、当たり前のように着用していました。
ですが、当時からアイタードやユニタードの選択肢があれば、また違っていたかもしれません。

それは、当時のある経験(被害)によるものです。

私は中学生のころ、性被害にあいました。

相手は知らない人でしたが、なぜか体操していることを知られていました。

詳細は控えさせていただきますが、

当時はまだ幼かった事もあり、何が起こっているのかわからず、ただ辛くて、逃げられない状況…そして誰にも言えず独りで抱えていました。

その後転校があり、長く続かなかった事、
それにより、体操自体を嫌いになることがなかったことは、不幸中の幸いでした。

どちらの気持ちも尊重し選べる時代へ

私の時代も、レオタードの上にスパッツを履いて練習する事が多かったですが、“試合と同じ感覚で練習を”、という理由から、スパッツをはかずレオタードのみで練習する事もありました。

そんなときには“本当はスパッツを履きたいなぁ”という心の内を閉じ込めたまま練習をしていていた事を覚えています。

レオタードに憧れる気持ちも、抵抗がある気持ちもわかります。

それは、選手の立場から、見守る立場から、どちらもです。

選手としても指導者、親御さんの立場としても、スパッツ型レオタードの選択肢が広がっていくととても嬉しいです。

(直接被害を加えるなんて事はあってはならない事で、言語道断ですが)

そういった目でみられたり、写真を撮られたり…という相手側の問題に固執するよりは、
こちら側の選択肢を広げることの方が取り組みやすいと思います。

選手が躊躇なく選択できるような環境作りと、
また、その選択肢がある事により、

被害自体(相手側の問題)も抑えていく事につながっていけば…と願っています。

着用レポート

マスターズ体操2024で初めて着用

試合に間に合うように、アイタードを注文。約8週間後、心を込めて作ってくださったアイタードが到着しました。
開封したときには、疲れが一瞬で吹き飛ぶほど興奮しました!

着心地最高です。ショート丈部分の生地は伸びがよく、動きやすかったです。

そして、スパッツを履いていないのに履いているのと同じ安心感に感動…泣。選手の、生理時や下着がみえないか問題も、アイタードがあればクリアです♪

大会中には、「めっちゃいいやん!」「生ではじめてみました♡」など、多くの方に声をかけていただけました。

大人にもメリットあり(個人的な感想です)

また、個人的にはヒップラインも気になります。
いくら運動をしていても、垂れるものは垂れます…重力には逆らえません。(´;ω;`)ウゥゥ
スパッツを選ぶ際には、少しゆったりめを選んでいましたが、アイタードのショート丈部分は生地がしっかりしていて尚且つ、伸びがいいので、そのあたりのカバー力も最高です!

製作してくださる方の想いがとぎれない♡

アイタードを着用するまでは、レオタードにスパッツというスタイルで大会にでておりましたが、
実は、スパッツを履いたときに、腰から下部分のレオタード生地が隠れてしまう事を少し残念に思っていました。

ちょうど製作者様のマークもそのあたりにありますので、隠れてしまいがちです。
せっかく心を込めて一枚一枚制作してくださるのにもったいないなと感じておりましたところ、アイタードの存在を知りました。

“アイタード”は、製作者様の想いが途切れない、一枚で魅力たっぷりのユニフォームです♡

まとめ

オリンストーンさんのレオタードは、全てアイタードに変えることができるそうです。

それぞれお気に入りのデザインで、

『安心感に自由を』

大好きな体操を本気で楽しんでいきたいですね♪

アイタードはTRyASホームページ(こちら)よりご覧いただけます。

オリンストーンHPはこちら